相続した家にたくさん物があっても売れる！？

相続した実家を売却したいということには、さまざまな課題があります。特に、相続したあとですと家の中には家具や家電が多く残っているケースがあります。その処分が難しい状況であることが、売却プロセスを複雑にしています。通常、不動産を個人に売却する場合、残置物や不用品の撤去が求められますが、これには手間や時間がかかり、かつ費用も発生します。そして、撤去費用が整理などは高い料金がかかります。このような状況下で、所有している物を処分せずにそのまま売却したいんだけど・・・となります。そのままでも売却は可能です！

不動産の売却においては、一般的には「不動産仲介業者に依頼して個人に売却する方法」と「不動産買取業者に直接売却する方法」の2つが主要な選択肢となります。これらの方法の違いは、買主が誰であるかにあります。不動産仲介業者を通じて売却する場合、買主は一般の個人となります。そのため、物件の条件や立地が優れている必要があります。一方、不動産買取業者に直接売却する場合、買主は買取業者自体です。これにより、条件の良し悪しにかかわらず買取可能となります。

ただし、一般の個人に売却する場合、残置物があるとなかなか買手がつかない可能性が高まります。そのため、個人に売却する際には、物件の立地や状態に細かい条件が求められるため、条件を満たすのが難しいことがあります。仲介での売却では、残置物を撤去して物件を整える必要があり、そうしない場合は、売却金額は大幅に減少するか、そもそも買い手がつかないので業者としては、あまり力を入れても仕方がない物件になってしまうことがあります。これが売却プロセスを複雑にしています。そのような物件でも弊社のような訳あり物件買取専門業者は、そのままの状態で買取をいたします。

もしも不用品や残置物が多い場合でも、買取業者は買取後に必要な整備や改装を行うため、柔軟な取引が可能です。これにより、一般の個人には難しい条件や不動産の状態でも買取が成立することがあります。買取業者は、買取後に物件を自社で改装・リフォームし、再販売または賃貸することが目的です。そのため、買取業者は物件の状態や条件に対して柔軟であり、売主が費用をかけずに不用品をそのまま残したまま売却することができます。

不用品や残置物を処分せずにそのまま売却することを希望する場合、不動産買取業者に依頼するのが最も確実で効果的な手段です。買取業者は柔軟な対応が可能であり、物件の状態や不用品の有無に左右されずに、迅速かつ円滑に取引が進められます。また、買取業者は通常、買取価格に含まれる形で不用品の撤去や整備を引き受けてくれるため、売主が余計な手間や費用をかけずに済みます。

一方で、不用品処分においては様々な選択肢が存在します。例えば、不用品回収業者に依頼することで、専門の作業員が迅速に不用品を撤去・処分してくれます。ただし、これには一定の費用が発生するため、慎重に選択する必要があります。また、不用品処分をセルフで行う場合も選択肢として考えられますが、これには手間や時間のコストがかかります。物件内の荷物をトランクルームに一時保管し、後で処分するという方法も検討可能ですが、トランクルーム利用にも一定の費用がかかります。

最終的には、不用品処分や残置物の取り扱いに関する選択を含めて、不動産売却の際には様々な要素を考慮する必要があります。特に、売主のニーズや優先事項によって最適な方法が異なるため、状況に応じて柔軟なアプローチが求められます。不動産売却においては、信頼性の高い不動産業者や買取業者との良好なコミュニケーションが成功の鍵となります。